２００５年 ９月 １９日少し前の話なのですが。。。 この夏、高校時代のお友達がやっているオーケストラの 定期演奏会を聴きにいきました。 昔、自分がブラスバンドをやっていた頃には 先輩の学校の定期演奏会や吹奏楽コンクール、また色んなバンドの演奏会にも 行ったりしていたけれど、大人になってからは初めてのような気がします。 最初、お誘いを受けた時には、息子もまだ小さいしなぁ〜と思ったのですが そのホールにはちゃんと「親子鑑賞室」があるって言うし その演奏会自体、”○歳未満お断り” という規制はないって言うし それなら家族で行ってみようかな、と思ったんですね。 その友達が演奏しているのを見るのは、多分高校時代以来…の気がするし 是非聴いてみたい！という曲も入っていたし、ちょっと楽しみにしてました。 友達の恋人も一緒に出てるって言うし♪ 実は、そのホールって地元ではとても 「良い」ホールとして有名なところなんです。 多分、音響とかそういう部分で。 だから、かなり有名な奏者がコンサートやってたりします。 子供が生まれるまで働いていたところのすぐ近くで、沢山の人が聴きに来ているのを よく目にしてました。 でも、「親子鑑賞室」って、随分前にどこか他県のホールのものをＴＶで紹介していたので そういうものがあるってことは知ってはいましたが、実際に利用するのは初めて。 TVで見たところは割と広くて、ちょっとした会議室くらいの感じだったので 漠然とそういうものを想像してたんですよね〜。 でも、事前にネットで調べたりしても、そこのホールの施設案内には どこにも「親子鑑賞室」というのが載っていない…。 見取り図や座席表を見ても載っていない。 …だから、ちょっと嫌な予感がしたんですね。 きっと、申し訳程度に設けてある部屋なのだろう…と。 で、当日。 行ってみたら。。。 案の定、その親子鑑賞室っていうのが、メチャメチャ狭い〜！ ３畳もあるかしら？ってくらいの広さで、そこにベビーベッドが一つと 折りたたみ椅子が幾つか置いてあるだけなんですね。 まぁ、７〜８人も入れば満杯という感じ。 （勿論、隙間なく椅子を並べればもっと入るでしょうが、赤ちゃん連れや 小さい子が多いことを考えると、それは現実的ではないような…） 私たちが着いた時には既に２組の客がいて （赤ちゃんを抱っこしたお母さんと、小学生くらいの女の子２人を連れて赤ちゃんを抱っこ したお母さん＆お父さんらしき人） これでは椅子が足りないということでスタッフが椅子を追加してくれました。 お父さんらしき人は演奏が始まる前に出ていってしまいましたが、 私たちが入ってしまうと、あと１組入れば満員になるという状態でした。 夫に抱っこされていた息子は、その部屋のあまりの狭さと その中に見知らぬ大勢の人がいるという状況に戸惑っているようで 固まってしまい、絶対に夫の手から降りようとしませんし 顔はひきつってニコリともしません。 見かねた夫が、演奏が始まる前に 「ちょっと外に出ようか」 と 息子をロビーの方に連れだしましたが、一向に戻ってこず…。 とうとう演奏が始まり、鑑賞室の照明は落とされ、なんと部屋は真っ暗に！ これでは息子が戻ってきても、きっと怖がってしまいそこには居られないでしょう。 １曲目の途中で、赤ちゃんを抱っこしたお母さんと、付き添いらしいお祖母さんが 新たに入ってきて部屋は一杯に。 でも、もともとそういう予定だったのか、それとも満員だから遠慮したのか お祖母さんはすぐに出ていってしまいました。 ２曲目の途中で、さらにもう１組が。 今度は１〜２歳くらいの女の子を抱っこしたお母さんと幼稚園〜小学生くらいの 男の子２人、そして少し遅れてお父さんも。 夫も子供も戻ってこないし、さすがに私も大の大人が椅子ひとつ占領してることに 居たたまれず、退室することに。 と言っても、勿論帰るつもりではなく、単に一度ロビーにいるであろう夫たちの様子を 見てから、一般席に移動して聴くつもりで。 （恐らく息子はもうロビーから戻ることはないだろうし） 案の定、息子はロビーの階段を上ったり下りたり夢中で歩き回って楽しそうにしてました。 でも、私の姿を見つけると、「お母ちゃんも！」と言って私の手をとり、一緒に階段を 上ったり下りたり、手を離してくれません。 そりゃ、無理矢理にでも手を離して行くことは出来たけど、 結局は演奏を聴きに戻ることは断念して、３人で一緒にホールを後にすることに…。 なんとまぁ、たった１曲と半分聴いただけで帰ることになってしまいました。（泣） 夫に至っては、ただの１曲も聴いていない！！ こういうホールに親子鑑賞室があることは大事なことだと思うけど …まぁ、身内が出ていてその姿を見たいというのでもない限りは あまりお勧めできないな〜と思いました。 だって、通常の客席とは全然違うお粗末な椅子に長時間座って 真っ暗で狭い空間に押し込められるわけだし、 演奏も、聞こえてくるのはスピーカーを通した迫力のない音。 とても生の演奏を聴いているという感じからはほど遠く…。 その上、親子鑑賞室は客席の最後尾にあるので、奏者たちの姿も 豆粒程度にしか見えないし…。 勿論、全てのホールの「親子鑑賞室」がそうではないのかもしれませんけど…。 客席は半分以上空いていたし、実際うちの息子くらいの子でも 一般の席に抱っこされて座って聴いている子も何人もいたから うちも初めからそうすれば良かったのかも知れなかったな〜と思いました。 で、声を出したり、じっとしてることに我慢できなくなったらロビーに連れ出す… という風に。 とは言え、やっぱりまだまだ息子を連れて演奏会というのは、早すぎるみたいですね。 まだ、そんなの聴いても息子はあまり楽しくないだろうし。 今回は、折角誘ってくれた友達にも申し訳ないことになってしまい、ホント ゴメンナサイでした。。。 次回からは、子供は夫に預けて私一人で聴きに行こうと思いました〜。 |