CDタイトル |
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3rd 『SPECTRUM3/TIME BREAK』 |
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| 曲名 | 演奏時間 | 更新日 |
| Lyrische Suite " Respite of a Soldier
" (抒情組曲「戦士の休息」) |
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| Vol.T Reminiscence (回想) Vol.U Love (愛) |
6’06” | 2000.11.19. |
| ( i ) His Native Place (故郷) ( ii ) Longing (思慕) ( iii ) Children (子供たち) ( iV ) God (神) |
1’01” | 2000.11.19. |
| 1’02” | 2000.11.19. | |
| 1’02” | 2000.11.19. | |
| 1’04” | 2000.11.19. | |
| Vol.V An Illusion (幻夢) 〜 The Souse Pacific (南太平洋) |
5’39” | 2000.11.19. |
| Vol.W Awakening (目覚め) |
3’51” | 2000.11.19. |
| 夜明け (アルバ) | 5’50” | 2000.11.19. |
| すべて懺悔だけ | 4’26” | 2000.11.19. |
| 四季 | 5’03” | 2000.11.19. |
| あがき | 4’36” | 2000.11.19. |
| やすらぎ | 0’59” | 2000.11.19. |
| Reminiscence Love |
(回想) (愛) |
| この曲 (この楽章のみでなく、この組曲全体)、あるいはこのアルバム以降のアルバムに ついては賛否両論あるようですね。 私はこのCDを手にする前から、色々な方の批評やコメント (そのどれもが批判的でしたが) を読んでいたので、一体どんなもんだろうかと、一種の期待を抱いて聴いたわけですが・・・。 正直なところ一番最初に聴いた時は、他の方たちの批判的なコメントもある意味納得出来る と思ったのです。 聴いてもあまりピンと来なかったし、オーケストラではないので、『組曲』などと言われても 普通に私たちがイメージするようなものでは当然ないし、何となく中途半端な感じがして。 それに、やっぱり、それまでのスペクトラムのイメージではない、という気がして。 でも、他のアルバムも含めて、何度も何度も聴くうちに ”これもスペクトラムだ” と、すんなり 受け入れられるようになりました。 要は、その人が、スペクトラムというものをどう捉えているのか、スペクトラムに対して どういう音楽を求めているのか・・・ということじゃないかな。 例えば、スペクトラムのことを ”和製EW&F”みたいとか、ホーン炸裂のファンキーなロック バンドだと捉え、そういう曲を期待していれば、当然こんな組曲とか、このアルバムで言えば 「すべて懺悔だけ」 とか 「四季」 みたいな曲は全く魅力を感じないだろうし、極端な場合 ”スペクトラムも落ちたもんだ” とか ”あぁ、これでスペクトラムも終わりだな” なんて感想を 持つことにもなるんだと思う。 中には、それで離れていってしまう人もいるんだろうな。 だけど、私は スペクトラムという存在自体がとても好きなのです。 (彼らのことを大して何も知らないくせに! と思わないでね) 確かに子供の頃は、その代表曲のみを聴いてイイなと思い、写真を見てカッコイイなと思い、 演奏している姿を見て、ますますシビレたわけだけど・・・こうやって20年の月日が過ぎ 今更ながらにCDを買い求め、映像はなくても、音楽だけ毎日毎日、そのひとつひとつの音や 声に耳を澄ませ、繰り返し聞き続けていると、何だか、もうそれだけでいい気がする。 その声や音を聴いているだけで感動するし、幸せになれる。 そして更に、つい最近ようやく、ビデオを手に入れ、実際にライブの映像や、楽屋での彼ら、 スタッフといる時の彼らの姿を見た今・・・メンバー各人の顔もはっきり分かり、その人となりが 想像出来た今は、その曲を聴く時に、前よりもっともっとHappyになれるし、その曲もさらに 好きになれる。 最近、本屋で立ち読みした音楽雑誌に、現役の人気アーティストたちがサザンに対しての 思い入れとかを語っている記事があったんだけど、その中で誰のコメントだったか覚えてない けど、『桑田さんのあの声で歌われたら、もう、ある意味どんな歌でもいい』 というような感じ の事を言ってたのね。 極端な例だけど、まぁ、そういう感じ、私もあるな。 スペクトラムの曲だというだけで、どの曲もとても愛しいし、好きになれる。 もちろん、初めは ”え・・・?” って感じるものもあったけど、でも、そのどれも今では大好き。 このアルバム以降の作品についての批判的な意見を読んで知っているいちごが、この間 「実際聴いてみてどうだった?」 と訊いてきたんだけど、私の肯定的な答えに対して 「じゃ、もしも、極端な話、スペクトラムが演歌やったら?」 と聞き返した。 (演歌好きには悪いけど、私は演歌ってあまり好きではないので) スペクトラムが演歌っていうのは、ちょっと想像もつかないけど、でもまぁ、よくよく考えてみて 「多分、それでも好きだと思うよ」 と答えた次第。 だって、たとえジャンルは演歌であっても、きっと彼らなりの解釈で、彼らなりの演歌であろうと 思うから。 何かに対して、そこまで好きになったり熱狂したりすることのないいちごは、理解に苦しむよう だったけど、でも、これが私のスペクトラムに対する愛し方なのだから。 ・・・前置きが長くなりました。 この曲についてです。 出だしは、いかにもファンファーレって感じのホーン。 それが終わると、ズンズン響くペースと、学生時代のブラス部を思い出させるスネアドラム。 ギターもベースと同じ旋律を弾き、それにピアノがかぶさる。 そして、さらにホーンがさっきと同じファンファーレのような音を被せてくる。 途中から曲調がかわり、ホーンのソロパートへ。 そして、その後は、西さんのギターソロ。やっぱり、ロックギタリストなのね・・・って感じ。 |
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| His Native Place Longing Children God |
(故郷) (思慕) (子供たち) (神) |
| この4曲は全て同じ旋律。 一曲一曲はとても短くて、私はCDプレーヤーのディスプレイを見るまでは それぞれ独立した曲だとは思ってなかった。 初めの(故郷)は、まさしく郷愁を誘うようなホーンの重奏。 それに途中からベースが加わって。 私は、何となく、夕暮れ時に小高い丘の上から、遠くの里を見下ろしているような イメージが浮かぶんですけど・・・。 次の(思慕)は、流れるようなピアノで。多分、他の楽器は加わってないと思う。 先に曲名を聞いているせいかもしれないけど、確かに ”思慕” っていうのが 分かる気がする演奏だ。 そして、(子供たち)では・・・、これは何なんだろう? オカリナみたいな感じの笛の音。 フルートとは違うみたいなんだけど。 それにストリングスとピアノが加わって・・・。 そして、そのまま(神)へ。 こういうのもアカペラと言っていいのかな。 コーラスのみの曲。 まぁ、今では流行と言ってもいい ”ゴスペル” ソングになるのかしら。 私としては、かなり好きなんだけど。 さすがに、ほとんどどれが誰の声かは分からないけど (だってボーカルの3人以外の歌声はまともに聞いたことがないから) でも、低音から高音まで、なかなか健闘していると思うな。 |
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| An Illusion〜The Souse Pacific | (幻夢)〜(南太平洋) |
| 再び、ちょっと控えめながら、冒頭のファンファーレ。 その後、パーカッションがアフリカとかの南の国の雰囲気を醸し出す。 そして、パンチの効いたドラム。そしてベース。 そこにギターがリズムを刻み、キーボードが加わる。 さらに、ホーンが前の4曲と同じ旋律を重ねて・・・。 一通り、盛り上がったところで、今度は ドラムと小節の頭にポロロンと入るギター そして長音のキーボードという押さえめの伴奏に ”ラララ〜” とコーラスが。 その後、ベースがビンビン、それにギターが重なり、ペットのソロがそのテクニックを 存分に発揮して、バーンと盛り上がって、ふっと終わる。 そのまま、続く感じで次の曲へ。 |
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| Awakening | (目覚め) |
| いきなりフルートのソロで始まり、そこにアコースティックっぽいギターが 効果的に加わる。 そして、南国の鳥の声や羽音などを模した効果音などが。 徐々にベースとドラム、ストリングス、そしてホーンやキーボードが加わり 冒頭のファンファーレっぽい旋律から、先の4曲と同じ旋律へ。 全ての楽器、そして ”ラララ〜” というコーラスが加わって、重厚な音が 展開される。 だけど、このコーラスが加わる辺りからエンディングにかけての部分は、 何となく 『宇宙戦艦ヤマト』 を連想させるんだけど。 |
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| 夜明け(アルバ) | 夜明け(アルバ) |
| 2ndアルバムの 「SUNRISE」 のところでも書いたけど、曲の頭に 前の組曲の続きか?と勘違いしそうな ”ラララ〜” というコーラスと、シロホン (・・・だと思ったんだけど、もしかして、スチールドラムみたいなものだったり?) のような音が極々短く入ってる。 この曲は、某メーカーの腕時計のCM曲だったんだけど、これは私はあまり 記憶にないんだな。 某メーカーのオーディオのCM (「イン・ザ・スペース」が使われた) の方は おぼろげながら覚えているのに・・・。 曲自体は・・・ とてもノリの良いサンバ調のリズムで、ステップ踏んで・・・って感じ。 前半は軽快なリズムを刻むピアノと、”チキチキシャカシャカ” というシンバルの 音が結構目立ってる。 ”・・・素直になれる” という歌詞の後から、ベースとドラムの音がやや大きくなり、 サビの辺りからはホーンも前面に出て、厚みのある音に。 間奏の部分では、西さんのギターソロがカッコイイ。 西さんの歌声もナイスだし☆ 一番の ”・・・初めての愛” という歌詞の部分が終わってから僅かに入る間奏と 二番の ”・・・おろかな我ら” という歌詞の後からのピアノの演奏は、単にピアノ というよりも、スチールドラムを意識した音づくり・弾き方じゃないかなぁ、と 思うんだけど、どうでしょう? |
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| すべて懺悔だけ | すべて懺悔だけ |
| この曲は、「Night Night Knight」 と同系列の、いかにも歌謡曲って 感じの曲だと思う・・・。 どちらも渡辺さんが歌ってるし。 ま、あれは、若手の男性アイドル (あの頃だと竹本孝之とか沖田浩之 とか堤大二郎とかって感じですか・・・)が、張り切ってロック調の曲を 歌ってるって感じだけど、この曲はもっとさらっと軽いノリ。 その分、あまりホーンは目立ってない感じだけど。 新田さんのではないファルセットが、こんなに長めに聴けるのも 他の曲にはない新鮮さだし。 私は結構この曲のピアノが、小気味よくて好きです。 |
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| 四季 | 四季 |
| この曲は、前の曲よりもさらに歌謡曲。 というより、フォークソングに近いかも。 ファルセットではない新田さんの歌声は、こんな曲を歌わせると 実に松山千春に似ている気が・・・。 曲調もそんな感じだしね。 確かに、ベースがズンズン響いて、ホーンが炸裂するような スペクトラムの代表曲とは全く趣を異にする曲だけど これはこれ、って私は思うんですけどね。 歌詞の内容は、あまり好きではない感じですが。 新田さんのソロのアルバムとかってこんな感じの曲が入ってたり するのかしら? |
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| あがき | あがき |
| この曲はインストゥルメンタル。でも、「侍S」と違ってコーラスなんかは入ってます。 前の曲からの続きか、冒頭に、冬の日本海の打ち寄せる荒波・・・ のような音が入ってる。 その音が一段と大きくなって、ふっと途切れた瞬間に、叫ぶような ペットの音。 曲の初めの方の、ベースとトロンボーンが同じ低音を効かせ、(多分2本の)ペットが 高音の旋律を奏でてるところ。 ここの部分のペットが、何か言葉をしゃべっているような感じに聞こえるのは私だけ? その後、コーラスも加わり、キーボード、ベースと演奏にも厚みが。 そしてコーラスが終わった辺りから、ギターの音が結構聞き取りやすくなった、と思うと またキーボードやペットが前面に出てくる。 少し遅れてベースの早弾きなんかも。 確かに巧いな!・・・と思わせられるんだけど、西さん好きの私としては、ちょっと ギターの見せ場がなくて、物足りないかな。 |
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| やすらぎ | やすらぎ |
| とても、とても、短い曲。 これもアカペラなのかなぁ。 確かに楽器は使われてないような気はするんだけど。 ただ、中盤の辺りで、ものすごく高い音が聞こえるんだけど これも誰かの声なのかな。初めはキーボードか何かかな? ・・・とも思ったんだけどね。 メインで歌ってるのは渡辺さんかな。 その他のメンバーのコーラスも、低音から高音まで全体的にとても ソフトで、「やすらぎ」という曲の名にふさわしい、優しい曲。 もっと長く聴いていたい、と思わせる曲ですね。 |
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