★☆★ 『スペクトラム』 みるく流 楽曲解説 ★☆★

    

CDタイトル

4th 『SECOND NAVIGATION』 

作詞・・・(1)(8)巻上公一/(2)宮下康仁/(3)スペクトラム
  (4)(7)(10)篠塚満由美/(5)(11)山川啓介

 作曲・・・(1)(4)(10) 渡辺 直樹/(2)(7) 西 慎嗣/   
       (3)(6)(8) 奥 慶一/(5) 新田 一郎/       
   (9) 吉田 俊之/(11) 岡本 郭男       
  
編曲・・・(ALL) スペクトラム                   
曲名 演奏時間 更新日
Night Night Knight 4’31”  2001.6.10.
Summertime Story 4’06”  2001.6.10.
Paradise 3’54”  2001.6.10.
Never Can Say Good−by 4’31”  2001.6.10.
たそがれFeedback 3’43”  2001.6.10.
Slapdash 2’24”  2001.6.10.
なんとなくスペクタクル 3’45”  2001.6.10.
凍った太陽 3’58”  2001.6.10.
Elegant Lady 0’46”  2001.6.10.
Needs 4’54”  2001.6.10.
Second Navigation 4’40”  2001.6.10.

    

 Night Night Knight  ナイト ナイト ナイト
かすかに遠く聞こえてくる甲高いコーラス。次第に大きくなって、でもすぐに消えていく。
・・・と、その余韻を引きずるようにして始まるエレキギターのイントロ。
いかにも、当時のロック調の歌謡曲って感じで、たとえば竹本孝之とか堤大二郎とか
沖田浩之とか・・・そんな感じの男性アイドルが歌いそうな。
渡辺さんの懸命に声を張り上げて歌ってます、って雰囲気の声がこの曲にとてもマッチ
してる。
そして間奏部分をはじめとして全体的に、やっぱりロックギタリストとしての西さんの
ギターテクが光ってる。
途中途中に入るホーンのキメのプレイも、当時の流行の曲っぽい!
曲の中盤に、ベース、ギター、キーボード、そしてホーンセクション・・・と、パート紹介
みたいにして順に音を重ねていくところなんかは、ライブとかみたい。
そして、曲の終盤は西さんのハスキーな歌声が堪能できるってわけで
直樹さんの曲だけど、西さんファンの私にも充分オイシイ曲です。。。

    



Summertime Story サマータイム ストーリー
西さん作曲だけあって、イントロからギターの音。
これも歌謡曲っぽいといえばそうなんだけど、夏の終わりの少しもの悲しいメロディに
西さんのハスキーな声がとっても合ってる。
サビといっていいのか、”I got イカシタ ・・・” という歌詞のあたりは、
ちょっとサザンの昔の曲をイメージしてしまった。
でもバックにかぶるコーラスは、少しSHOGUNみたい・・・とも思うけど。

     



Paradise パラダイス
この曲は出だしのコーラスからして、なんかとってもイイ感じ!
一緒にハモりたくなってしまいます。
でも、”Oh lonely girl・・・” という歌詞の部分のコーラスは、前曲でも触れたけど
SHOGUNみたい、ですよね。

それから・・・
全体通してバックでかすかに聞こえるギターをつま弾く音。(コードを弾いてる方じゃなく)
これが何となく、高橋幸宏さん(元YMOの)のソロアルバム 『SARAVAH!』 の中の
「Present」 という曲を思い出させるのですよね〜。

サザンのギタリスト大森さんが好きだった私は、その影響でどうしてもギターを弾けるように
なりたくて小学校の時に、近くのディスカウントストアで千円ちょっとくらいの安物の
フォークギターを自分で買ったんですね。
で、何とか弾けるようになろうと本を買って勉強したり、お小遣いで通信講座に入会して
教材を取り寄せたりしたんだけど、何せ たかだか小学生の女の子の手では、
弦を押さえ続けるのは至難の業。
指の腹は痛いし、ギターのネックが太すぎてコードを押さえるにも指が届かないし・・・。
でも我慢してマイペースで続け、中学でブラスに入り弦バスまでやるようになったお陰で
少しずつ左手の指の皮も分厚くなり、だいぶ押さえられるようになって。
で、大して弾けもしないくせに、2年になって必修クラブでギタークラブに入ったのを機会に、
親にねだってもっといいギターを買ってもらおうとしたら、なんと親が買ってもいいと言って
くれたのは、クラシックギター。
(親の理屈ではフォークは不良っぽいけどクラシックならいい・・・ということらしい・・・)
でも、まぁいいかと思って買ってもらったら、クラシックの方がもっとネックが太いのですね!
それで、ますますコードを押さえるのは至難の業になってしまいました。

それでも、自分の好きな曲なんかで弾けそうな曲だけは、せっせとコードを調べたり
耳コピしたりして、自分で押さえられる程度に勝手に音を減らしつつ、チビチビ弾いてたわけ
ですよ。その中の1曲が、その幸宏さんの「Present」。 あ〜、懐かしい。

・・・話が脱線してしまいました。
ま、この曲もホーン炸裂の、いかにも!というスペクトラムサウンドではないけれど
でも、私はすごく好きですね〜☆

・・・ちなみに、ギターの方は途中で断念してしまい、未だにほとんど弾けません・・・。
(当時のクラシックギターはまだ手元にあるけどネ)

     



Never Can Say Good−by ネバー キャン セイ グッバイ
出だしのピアノの音が、ビリージョエルの曲を思い出させます。
全体に静かなゆっくりとした曲で、後ろで流れるように弾いているストリングスが
かなり印象的な曲です。
歌詞も、そろそろ解散・・・ってことも視野に入って来てたりするのかなって
印象を受けますよね。後に、解散の時のタイトルにもなってるし。
直樹さんの切々と歌い上げる声もいい感じです。

     



たそがれFeedback たそがれフィードバック
新田さんのファルセットではない歌声が聴ける曲。
曲調は全然そうじゃないのに、何故だかこの新田さんの歌声、歌い方を
聞いていると、やっぱりフォークソングって印象が拭えないのはどうして!?
私は新田さんのソロアルバムって未だに一度も聞いたことがないんだけど
やっぱりこんな感じなのかなぁ?

     



Slapdash スラップダッシュ
久々に完全なインストゥルメンタルです。
それも、やっぱりホーン炸裂の今までのスペクトラムとは違い
目立っているのはキーボードとギター、ドラム、そしてベース。
ホーンの方はあまり強く印象に残らない感じです。
逆にキーボードがかなりインパクトある曲。(奥さん作曲だし・・・)
何となく、アニメの「ルパン3世」みたいな映画とかTVの中で
使われても良さそうな、そんな感じがしますね、私は。
すごく軽快な、スピード感のある、だけど単に浮かれてるとか
楽しいとかっていう雰囲気ではなく、どっちかっていうと
ちょっとクールでスリリングな・・・そんなイメージなんですけど。

     



なんとなくスペクタクル なんとなくスペクタクル
まだこの曲を聴く前に、ある人の評価の中でこの歌詞について
かなり激しくコキ降ろされていたので、一体どんな曲かと思っていたんですよね。

で、はじめて歌詞を見て、「なんじゃコリャ?」
だって知らない単語が多すぎて、さっぱり意味が分からないんだもの。
一応歌詞カードには単語の意味も簡単には説明されているのだけど
その説明がそのものズバリの説明でなくて、とっても抽象的に書いてあるから
想像力を働かせるしかないんだけど、何せ、当時まだ中学生で部活に精出し
学校と家との往復ばかりだった私は、そういう流行のものには疎く、全く知らない
ものばかり・・・。
まぁ、元々歌詞自体に重要な意味があるわけではなく、流行の単語を語感よく
羅列してるって感じで、大体言いたいことは分かるんだけど。

で、実際に曲を聴いてみての感想は・・・
さすが西さんの曲だけあって、イントロからギターが目立ちまくり!
2コーラス目からはホーンも要所要所にしっかり利いてるし、途中には外人さん(?)の
ラップまで入っていて、とってもノリが良くて、がなるように歌う西さんの声と相まって、
なかなかナイスなのでした。
特に、この曲に関しては、フレーズごとに語尾を上げるようにして歌う西さんの歌い方が
とってもセクシーですよね。
西さん、サイコー!!

     



凍った太陽 凍った太陽
イントロ出だしのギターに続いて流れるように奏でられるキーボードの部分が
アニメ 「ルパン3世」のセカンドシリーズでのエンディング(不二子が歌うやつ)を
彷彿とさせる・・・。
この曲の作曲は奥さんなんだけど、歌っているのは西さんで、何となく、その後の
西さんのMIXNUTSでのアルバム「SEEDS IN THE WATER」 なんかに
通じるものがある気がするんですよね〜。 考えすぎ?

で、サビの部分の ”凍り付いた僕の街・・・” という歌詞あたり
何かは思い出せないし、全然見当もつかないんだけど、なんか懐かしい気が
するんですよ。 なんだろうなぁ・・・。

(・・・と書いていたら、思い出しました! 多分、寺尾聰のイメージじゃないかな。
時期的にも大体同じ頃だし。私、寺尾聰のアルバム「Reflections」持ってたん
ですよね〜)

この曲も、やはりギターとベースは目立ってるけどホーン部隊は全然だなあ。

     



Elegant Lady エレガント レディ
ほんとに短い、ほんの一瞬だけで終わってしまうインスト曲。
でも、さすがに吉田さんの曲だけあってホーンのための曲
ですね。
柔らかなホーンの音・・・。 タイトルの雰囲気、出てますよ〜。

     



Needs ニーズ
これも直樹さん作曲です。
「Night Night Knight」 と同系列の曲ですね。
あんなに明るいロック調ではないけど、やっぱり当時の歌謡曲っぽい。
さすがにベースは目立ちまくりですが、後半の間奏部分の西さんのギターも
お聞き逃しなく! (ちょっと懐かしい感じがするけど)
ホーンも要所要所、結構入ってるし、サビの部分のバックでかすかに聞こえる
ピアノが私は好きなんですけどね。
 (歌詞が終わった曲の終盤ではかなりはっきり聞こえます)

歌詞は・・・安っぽいラブソングって感じで、ちょっといただけないですけど。

      



Second Navigation セカンド ナビゲーション
これはサビ部分はメンバーみんなで大合唱、ほかの部分は普段ソロで歌わないメンバーが
順番に歌っているんだと思うんですけど、新たな旅立ちといった感じの歌詞の内容と相まって
「あぁ、やっぱり解散してしまう気なのね・・・」 と感じてしまう曲ですよね。
曲自体(メロディも歌詞も)すごく好きだし、みんなの歌声もすごく好き! 
頑張ってね!! と応援したくなるし。

曲の後半のアカペラの部分は、前作の組曲の中でのものと違って、やっぱりみんな歌が巧く
なったなと実感します。
そして、終盤のみんなのコーラスにかぶせるように西さんが一人ソロをとる部分は
やっぱり西さんの歌声はいいなぁ・・・と思わせてくれます。
まるでブルースシンガーみたいな声ですもんね☆


『スペクトラム』 楽曲解説のトップページ へ戻る


『スペクトラム』 目次へ戻る