◆◆ 『侍ジャイアンツ』 の 各回ごとのStory (第17話) ◆◆


番組名 『侍ジャイアンツ』
放送局 読売テレビ放送株式会社 (YTV)
放映日 昭和49年 1月27日(日)
放映時間  夜 7:30 〜 夜 8:00


第17話    『怒濤の鬱の対決』

いよいよ、巨人軍のキャンプが始まる。

巨人軍の選手たちが宮崎空港に降り立った時、ちょうど隣の飛行機の

タラップから降りてくる眉月と理香の姿が・・・。

ヤクルトの眉月がキャンプなのは分かるが、何故、理香まで一緒に

来ているのかと食ってかかる蛮に、理香は親戚のやっている霧島の

牧場に遊びに行くのだと言う。

そして、後で電話するから、蛮も遊びに来るよう誘う。


蛮を含め、二軍選手たちは都城でキャンプを開始する。

蛮もノーコン改良兵器を持ち込み、練習を始めたが、キャンプに来て

二日目だというのに、全くストライクが入らず元のノーコンに逆戻り。

蛮自身も、ストライクの勘を忘れてしまったのかと、不安には感じて

いるものの、それよりも、理香からの電話が未だにない為、一体いつ

かかってくるかと、そっちの方が気になっていた。


次の日、川上監督が二軍の練習を見に来ることになり、夕方から

全員集合のミーティングが開かれる中、蛮は理香からの連絡を

待ちきれずに、旅館のバイクを勝手に持ち出し、理香のいる牧場へ

行こうと無断で外出してしまう。

途中でバイクがガス欠になり、スタンドがどこも開いていない為、

牧場へ行くのは断念し、とぼとぼとバイクを押して戻って来た蛮に、

中尾二軍監督は明日の朝5時に起きてストライクが入るように特訓

せよと命令する。

言われた通り、二人は早起きして練習するが、しかし、蛮の球は

相変わらずひどいものだった。

練習にも気が入らず、いくらやっても進歩はない。


そこへ、眉月と理香が連れ立って現れる。

湯の元のヤクルト球場に眉月の練習の応援に行く途中だと言う。

いらつく蛮は二人に、来てくれなくて結構! と怒鳴りつける。

去っていく二人を見て、無責任に話す報道陣の間から聞こえてきた

「湯の元へ行けば、あの二人の婚約発表の談話がとれるかも」

という言葉に、蛮は事の真相を聞き出そうと、練習を放り出し

ヤクルトの球場へと押し掛ける。

ヤクルトキャンプの取材をしていた報道陣は 「殴り込みだ!」と

一斉に詰めかけ、翌日の新聞に大々的に報じた。

結局、眉月と理香の婚約騒動は全くの蛮の誤解、早とちりで

そんな話は全くなかったことを知った蛮は、さすがに事の重大さに

その日宿舎へ戻るのが気まずく、理香の親戚がやっている牧場に

勝手に忍び込み、そこで夜を明かす。

朝になり、勝手に馬に跨り、走らせている蛮を、理香が見つけ

声をかけた。

しかし、その時突然地震がおき、その揺れに驚いた馬は、蛮を

乗せたまま暴走を始める。

国道を突っ走り、国分の街まで出てしまうが、蛮は海に飛び込み

何とか助かった。

途中で偶然会った眉月の車に乗り、後を追ってきた眉月と理香。

蛮は眉月を海の中に引きずり込み、理香には聞こえないように

15キロはある桜島までの遠泳を挑む。

負けた方が理香から手を引くのだと。

そんな勝負は下らん、理香さんを何だと思っているのか!と、全く

請け合わない眉月だが、結局つき合ってやることに。


四国スイミングクラブのシギュラーだったという眉月は、四国の高校

記録をもつというほどの泳ぎ手だ。

一方の蛮も、だてに十何年も海で暮らしてきたわけではない。

眉月を引き離そうと潜水泳法に切り替えた蛮と、それにならう眉月。

そして、ボートで追いかける理香。

桜島が噴火を始めるが、潜水中の蛮と眉月は気づかない。

二人が異変に気づいた時には、ボートの上の理香は身動きが

とれずに、頭を抱えてうずくまっていた。

そして、降ってきた岩がボートの縁に当たり、海に投げ出されて

しまった。

気を失い、どんどん沈んでいく理香を、蛮と眉月が助ける。

理香を病院に運び込んだ二人は、理香の無事を確認し、改めて

一軍での勝負を誓い合う。


眉月と別れた蛮は、川上監督のいる一軍宿舎に行き、今回の

騒動に関して、素直に頭を下げ謝った。

しかし、川上監督はそんな蛮に、無期限の自宅謹慎を冷たく言い渡す

のだった。

それでは、野球をすることすら出来ない。一軍行きが遠のいてしまう。

蛮は、他のどんな罰でも受けるから、それだけは勘弁してくれと

頼み込む。

果たして、川上監督は・・・?


 蛮たち二軍選手が泊まっている宿舎は
  『松枝旅館』。そして、蛮が無断で持ち出した
  バイクのナンバーは 「26−42」。
 蛮を乗せた暴れ馬は、国道233号を下り
  国分へと海沿いの道を走って行った・・・と
  理香の台詞の中でそう言われている。
  だけど、実は霧島から国分へ抜ける道は
  国道だと223号ということになるのだ。
  単に間違いなのか、それとも昔は233号が
  あったのかな?
 霧島にあるという理香の親戚の牧場は
  その名も 「美波牧場」。
 海に落ちた理香が運ばれたのは
  内科・外科・小児科・産婦人科の「国分医院」。
 蛮が途中で海に飛び込んでしまった後
  暴走していた馬はちゃんと牧場につれて
  帰ってもらったのかなぁ。
 巨人の一軍選手たちが泊まっていたのは
  「江南荘」というホテル。



   
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